「どうつくるか」の前に、「どう見ているか」がある
仕事で何かをつくろうとするとき、私たちはどうしても「何をつくるか」「どうつくるか」に意識が向きます。
けれど、何かを判断するとき、私たちは目の前の情報をそのまま受け取っているわけではありません。これまでの経験や知識、価値観を通して、何が重要で、何が問題なのかを判断しています。
経験を重ねるほど判断の精度は上がります。一方で、自分が知っている方法や考え方の中で物事を捉えてしまうこともあります。
専門性があるからこそ見えるものがある。
その一方で、専門性があるからこそ見えにくくなるものもある。
Relensは、普段の仕事とは違う学問の枠組みに触れながら、問題の捉え方そのものを考え直すための場所です。
Relensで扱うこと
扱うのは、哲学、歴史、社会学、心理学、科学、芸術など、クリエイティブの専門領域の外にある学問です。
ここでいうクリエイティブは、広告やデザインといった表現物をつくる仕事だけではありません。新しいサービスを構想すること、事業の仕組みを考えること、組織の制度を見直すこと、社会にある問題を異なる立場から捉え直すことも含めて考えています。
ただ、「ビジネスに役立つ哲学」のように、役に立つ部分だけを取り出すことはしたくないと思っています。どんな問題意識から生まれた理論なのか。どのような根拠があり、何が批判されているのか。学問そのものを、背景も含めて知ることから始めます。
書き方の方針
- 学問上の主張と、それを読んで考えたことは、分けて書きます。
- 可能な限り参考文献や出典を示し、異なる立場の議論や批判にも触れます。
- 著名な思想家の主張であっても、それだけで正しいとは考えません。
- 説明のために仮想の事例を使うときは、そのことを明記します。
- 誤りが見つかったときは記事を訂正し、考えが変わったときは新しい文章として残します。
一つの結論を受け入れてもらうことより、読んだ人が「自分ならどう考えるだろう」と思える文章を目指しています。
Relensという名前
Relensという名前には、物事を見るレンズを変える、という意味を込めています。
同じ出来事でも、何を通して見るかによって、見えてくるものは変わります。もちろん、レンズを変えたからといって、必ず正しい世界が見えるわけではありません。どのような見方にも、注目しやすい部分と、見落としやすい部分があります。
だからこそ、一つの考え方だけに頼らず、異なる学問や価値観に触れてみたいと思っています。専門家として正解を教えるのではなく、一人の探究者として、わからないことを調べ、考え続ける場所にしていきます。
Relensを始めた理由は、Relens「教養とクリエイティブ」を始めますに書いています。